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役員運転手にマニュアルは必要?作成の目的やマニュアル内容チェック

 

社員は通常、入社すると業務内容や社内ルールなどの教育を受けます。

しかし役員運転手は特殊な業務のため、企業内に専門の教育担当者がいないことがほとんどです。

 

そこで役に立つのがマニュアルです。

マニュアルを見ることで自主学習が可能になるうえに、常時持ち歩くことで、突発的な状況に陥った際の判断材料にもなります。

 

マニュアルの内容は運転に関することから、役員運転手としてのマナー・接遇・事故対応などさまざまです。

 

ここではマニュアルの必要性と入れるべき内容、マニュアルが作れない場合の対応についてご紹介します。

 

1. 役員運転手用にマニュアルを作成する目的

 

 

役員運転手だけに限らずマニュアルの活用は、少しでも早く戦力として働いてもらうためにも有効な手段です。

社員に対しマニュアルを作成する目的は、3つあります。

 

・自社の社員として自覚を持たせる

・企業理念・業務内容を把握させる

・業務の知識やスキルを身につけさせる

 

これらを身につけさせるために研修を行うことも必要ですが、研修だけではモレや理解不足といった不安があります。

また直接指導する前に、マニュアルを読み込んでいるのといないのとでは、習熟度がはるかに違います。

教育担当の負担もそれだけ減らせるでしょう。

 

役員運転手は基本的に一人で業務を行います。

疑問があってもその場で誰かに確認することはできないため、マニュアルを持ち歩くことは、一つの安心材料にもなります。

 

1-1. 役員運転手必須のスキルとは

 

役員運転手は仕事上、自社の社長や役員、また取引先でも役職の付いた方にお会いする機会が多くあります。

失礼がないためにも高度なスキルを身につける必要があります。

 

ではマニュアルに記載すべき役員運転手のスキルとはどういったものが挙げられるでしょうか?

 

<役員運転手に必要なスキル>

・運転技術

・ビジネスマナー

・守秘義務の徹底など

 

マニュアルには、これらに関する知識や情報を盛り込むようにしましょう。

 

2. 役員運転手のマニュアル内容

 

一般的に社内のマニュアルでは、業務内容や企業理念などを記載します。

ここではそのほかに、役員運転手マニュアルに記載すべき内容をご紹介します。

 

一般常識的なことや役員運転手ならではのスキルなどは、後から振り返ってもすぐ分かるよう細かく記載しましょう。

 

2-1. マナー・接遇

 

役職の付いた方を担当する役員運転手にとって、マナーや接遇は通常の社員以上に徹底して学ぶ必要があります。

そのため社会人として以下のような、一般的な内容も盛り込みましょう。

 

・役員運転手にふさわしい身だしなみや、髪型

・メールやLINEで運行指示を出す場合は、返信のルール

・電話の応対

・報連相

・名刺のいただき方

 

さらに役職のある方がどんなにフランクに話しかけてこられたとしても、役員運転手が同じように接するのはタブーです。

常に敬意をもって、丁寧な対応が必要になります。

そのためにも

 

・敬語の使い方

・頭を下げる角度など挨拶の仕方

 

といった礼節も、しっかり身につける必要があります。

 

ほかにも担当する役員への乗車・降車時の対応や、雨天時に傘をさしかける方法、道路上で車を停車させ役員が降車する際の停車位置なども細かく明記しましょう。

 

2-2. 運転

 

高度な運転技術は、役員運転手にとって最低限身につけておかなければならないスキルです。

たとえば「急加速」「急ブレーキ」「急発進」「急な車線変更」といった「急」のつく運転は避けなければなりません。

 

先行車を追い越す際やカーブでは減速する。

信号が変わる際は無理に進もうとしない、など一般常識的な内容もマニュアルに記載しておきましょう。

 

さらに役員運転手はただ単に安全運転をしていればいいというものではありません。

後部座席にいる方の安全や、何をされていらっしゃるかを常に意識した運転が必要になります。

 

たとえば仮眠中や電話中なら騒がしい工事現場の近くは避ける、書類に目を通していれば、トンネルは避けるといった気遣いも必要です。

 

このようにさまざまなケーススタディを掲載することで、臨機応変な対応ができるようになります。

 

2-3. 守秘義務

 

役員運転手に求められるものとして「守秘義務の徹底」があげられます。

 

役員は車内で機密情報を口にすることがあります。

それは、まだ発表されていない新商品や新サービスの情報かもしれません。

また社内の人事異動の相談かもしれません。

 

どういった情報でも、車内で耳にした情報は口外厳禁です。

たとえ社内の人が相手でも、話してはいけません。

 

万が一他社に機密情報が漏れてしまった場合、会社にとって大きな損失となる可能性があります。

情報漏洩した社員は懲戒処分、最悪の場合懲戒解雇もありうることを明記しておきましょう。

 

機密情報に関しては、社内の就業規則にも記す必要があります。

 

さらにマニュアルには役員のプライベートに関することも同様に、情報を口外してはいけない旨も明記します。

 

2-4. 事故対応

 

万が一事故を起こしてしまった、または巻き込まれてしまった場合の対応方法もマニュアルには必要です。

 

・事故が起きてしまった場合の対応手順

・連絡先

・具体的な連絡先電話番号

などを記載します。

 

また勝手な示談交渉や、事故を黙っていることのないよう、必ず報告する旨も明記しましょう。

 

3. 役員運転手のマニュアル作成は費用対効果がカギ

 

このようにマニュアルを作成するには、それなりの労力が必要です。

役員運転手を多く雇用している大企業なら、業務を統一させるためにもマニュアルが必要ですし、専属の教育担当者によって作成も可能でしょう。

 

しかし役員運転手を一人しか雇用していないような企業では、マニュアルの作成をするだけの時間的余裕がないというのが、実情ではないでしょうか?

 

そういった場合は、マニュアル作成にかける時間に対しどれだけの効果があるかを考えてみましょう。

 

一人の役員運転手のために、マニュアルが必要でしょうか?

費用対効果があまり感じられないようであればマニュアル作成はせず、何かあった際にその都度指導することも考えられます。

 

これから役員運転手の雇用を検討している方は、マニュアル作成や教育のできる体制が整っているかを顧慮しましょう。

 

3-1. マニュアル不要の役員運転手

 

マニュアル作成や教育が難しい場合は、マニュアル作成が不要なドライバーを検討しましょう。

マニュアル作成が不要なドライバーとは「派遣・請負会社の役員運転手」です。

 

役員運転手専門の派遣・請負会社では、通常の企業で行うようにドライバーに対し、さまざまな研修を行っています。

お客様の命をお預かりする業務であることから、運転技術に関しては、かなりしっかりと教育されていると考えてよいでしょう。

会社によっては「ビジネスマナー」「守秘義務の徹底」なども、じっくりと研修を行っています。

 

東京で都内に3つの営業所を構える「セントラルサービス」は、かなり細かな研修を行うことで知られています。

当然紹介されるのは、スキルを身につけたドライバー。

勤務初日から、安心して運転を任せられます。

 

4. まとめ

 

役員運転手のように個々に業務を行う場合、マニュアルを作成することで、何かあった場合にその都度自身で確認し臨機応変に対応できるようになります。

 

マニュアルの内容は、一般的なマナーや接遇・企業理念だけでなく、運転に関する知識や万が一の事故対応の方法など、業務に関することも網羅しなければなりません。

 

しかし役員運転手を一人しか雇用していない企業もあり、たった一人のためにマニュアル作成するのは費用対効果が感じられないという可能性もあります。

そういった場合は、その都度教育し対応方法を確認していく方法もあるでしょう。

 

また、派遣・請負会社の役員運転手はマニュアル作成や教育の必要がなく、即戦力として働くことが可能です。

これから雇用を考えている企業の方は、派遣・請負会社の役員運転手も検討してみましょう。