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役員運転手に必要な心得5選!優秀なドライバーを育てる方法

 

役員運転手は運転だけをしていればよいというものではありません。

 

いかに安全・快適に、担当する社長や役員を目的地までお送りするかが重要です。

 

そこで注目したいのが「役員運転手の心得」です。

優秀なドライバーになるためには、役員運転手の心得をしっかり学ぶ必要があります。

 

今回は、役員運転手の心得を5つご紹介します。

 

・役員運転手の教育をしなければならないけれど、どういったことを教えればよい?

・できる役員運転手はどんな心構えで仕事をしている?

 

こういった疑問をお持ちの方は、ぜひご一読ください。

 

1. 役員運転手に必要なスキル

 

役員運転手は仕事柄、自分よりも立場が上の方と接する機会が多くあります。

そのような方に対し失礼のないように、さまざまなスキルを身につけさせなければなりません。

 

<役員運転手に必要なスキル>

・運転技術

・ビジネスマナー

・守秘義務の徹底

・細やかな心遣い など

 

新規で役員運転手を採用した場合、これらのスキルを身につけるためのマニュアル作成や、研修を行う必要があります。

ただしまずは、なぜこれらのスキルを身につける必要があるのかを理解しなければなりません。

 

その理解のために「役員運転手の心得」が役に立ちます。

 

2. 優秀な役員運転手になるための5つの心得

 

役員運転手の最も重要な仕事は、担当する社長や役員を目的地までお送りすることです。

 

しかし、ただ単に送ればよいわけではありません。

役員が安全・快適に移動できるよう努める必要があります。

 

そのためにもまずは5つの心得を確認し、役員運転手が行うべき仕事を理解しておきましょう。

 

2-1. 【役員運転手の心得①】運転中は同乗者にも気を配る

 

高度な運転技術は、役員運転手として最低限必要なスキルです。

 

ただ優秀な役員運転手は運転が巧みなだけではありません。

 

移動中は常に後部座席にいる方にも意識を向け、快適に過ごしていただけているかを確認しています。

空調の調整はもちろん、電話中ならかけていた音楽やテレビの音量を下げる、うるさい工事現場を避けるといった心配りをします。書類を読んでいらっしゃるようであれば、トンネルは避けるべきでしょう。

 

運転中でもこういった配慮ができるよう、努力が必要です。

 

2-2. 【役員運転手の心得②】高度なビジネスマナーで接する

 

役員運転手には「挨拶」「身だしなみ」「言葉遣い」など、高度なビジネスマナーが求められます。

役員に対してもそうですが、取引先の方にお会いした際に、おざなりな態度で接しては、相手の方を不快にさせてしまうためです。

 

普段は役員を陰で支える仕事ですが、取引先の方から見れば役員運転手も立派な相手先企業の一員。

立ち居振る舞いはしっかり見られています。

 

高度なビジネスマナーを身につけることで、相手の方にもよい印象を与え、今後のビジネスにもプラスの影響を与えるでしょう。

 

2-3. 【役員運転手の心得③】守秘義務を徹底する

 

役員運転手は車内で見聞きした内容を、ほかの誰かに口外するのは厳禁です。

 

役員の車内での過ごし方は人それぞれですが、中には移動中も電話で指示を出したり、書類に目を通したりと忙しく仕事をされる方もいらっしゃいます。

役員は、役員運転手がまさか情報を口外するとは思っていません。

そのため機密情報を口にすることもあるでしょう。

 

たとえばこれから発売予定の商品情報が、万が一外部に漏れてしまった場合、競合他社にその情報を登用されてしまうかもしれません。

 

また役員のプライベートな情報やスケジュールも同様に守秘義務を徹底する必要があります。

 

2-4. 【役員運転手の心得④】細やかな心遣いが大切

 

デキる役員運転手は、気配り上手です。

役員が車内で体調が悪いようであれば、秘書に連絡し役員室に戻るまでに風邪薬を用意してもらえるように頼むといったことも行っています。

 

役員の仕事がスムーズに進むように手助けすることが役員運転手の仕事だと理解し、常に役員に気を配っていれば、今どういったことをすればよいかが分かります。

 

気配りに制限はありません。

どれだけ気を配っても、配りすぎることはないのです。

 

2-5. 【役員運転手の心得⑤】お客様第一主義

 

ここでいう「お客様」とは、担当する役員のこと。

役員運転手は、ときには自分の予定をキャンセルしても業務を行わなければならないこともあります。

 

夜間の会食や休日のゴルフ接待などがそうです。

プライベートと仕事の境界線があいまいな役員も多くいらっしゃいます。

 

そのような方は、時間外労働や休日出勤などはあまり関係ありません。

活発に動く役員を担当する役員運転手は、同じように多忙になります。

 

たとえ自分に予定が入っていても、役員を優先させる「お客様第一主義」の気持ちが重要です。

 

3. 心得の身についた役員運転手は派遣・請負会社に依頼

 

採用した役員運転手にこういった心得を学ばせるのは簡単ではありません。

どのような気遣いをすればよいのかは、役員運転手の経験者でなければ教えにくいものです。

 

自社雇用で教育が難しい場合は、派遣・請負会社に役員運転手を依頼する方法もあります。

 

役員運転手専門の派遣会社では、こういった心得から、実践的な運転の方法・ビジネスマナーなど、さまざまな研修を行っています。

たとえば都内にある役員運転手専門の派遣・請負会社「セントラルサービス」では、運行時のマナーやお辞儀の角度など非常に多岐にわたり教育を行っており、外部の企業で研修を行った経験もあるほど。

 

それだけ細やかな研修を受けたドライバーは、役員運転手の心得を理解し、実践できるだけのスキルを身につけています。

 

4. まとめ

 

役員運転手は、その仕事内容からさまざまなスキルが必要です。

採用したドライバーに対しては、そのスキルを身につけ、役員運転手の仕事を理解させるために「役員運転手の心得」をしっかり学んでもらう必要があります。

 

<役員運転手の5つの心得>

①運転中は同乗者にも気を配る

②高度なビジネスマナーで接する

③守秘義務を徹底する

④こまやかな心遣いを心がける

⑤お客様第一主義

 

ただし、役員運転手経験者でなければこれらの教育をすべて行うのは難しいこともあります。

そのような場合は、役員運転手専門の派遣・請負会社への依頼を検討するのもおすすめです。

 

どういった雇用をするにしても、最も重要なのは安全・安心に役員を目的地まで送り届けることです。

そのことを忘れず、優れたスキルをもつ人選を行いましょう。