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お抱え運転手を雇うと役員の仕事がはかどる!費用とメリット・デメリット紹介

 

専任のお抱え運転手を雇用することは、ほかの業務とお抱え運転手を兼任する社員や車両管理者などの業務効率悪化を防ぐのに役立ちます。

 

お抱え運転手は生産性のある業務ではないと思われるかもしれませんが、役員やほかの社員のサポートをすることにより、生産性アップに貢献できる職種です。

しかし気になるのは、お抱え運転手の費用やほかに考えられるデメリット。

 

そこで今回は、お抱え運転手を雇うメリット・デメリットと雇用にかかる費用をご紹介します。

 

これからお抱え運転手の雇用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

1. お抱え運転手の仕事

 

まずはお抱え運転手の仕事を確認しておきましょう。

 

お抱え運転手の仕事の基本は、役員を目的地へお送りすることです。

しかし運転だけが仕事ではありません。

 

待機時間には、車の管理や清掃・次の目的地までのルート設定などを行っています。

新しい場所へ行く際には、車寄せや玄関の位置なども事前に確認し、スムーズにご案内できるように準備します。

 

取引先や役員のご自宅では安全を確認しながらエスコートをすることもあるでしょう。

 

取引先の方と接する機会もあり、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も求められる仕事です。

 

2. お抱え運転手を雇うメリット

 

企業の役員がお抱え運転手を雇用するのは、メリットがあるからです。

 

そのメリットとは、業務が効率化すること。

役員だけでなく、運行業務に携わるドライバー以外の方の仕事もはかどるようになります。

 

具体的にどのように効率化できるのかご紹介します。

 

2-1. 移動中に仕事ができる

 

これまで役員自ら役員車の運転をしていた場合、運転中には一切仕事ができません。

 

たとえ電話がかかってきたとしても、すぐには対応できないでしょう。

それが重要なお客様からの電話だった場合、貴重な取引のチャンスを逃してしまう可能性もあります。

 

多忙で夜遅くまで働いた次の日に疲れた体で運転するのは危険ですし、運転時間が長くなるほど、仕事は進みません。

 

しかしお抱え運転手を雇用すれば、移動時間のすべてを仕事に費やせるようになります。

 

一流の技術をもったドライバーの運転なら、揺れを気にすることなく仕事に集中できます。

疲れをとるために仮眠をとることもできるでしょう。

 

2-2. 車の管理を任せられる

 

仕事がはかどるのは、役員だけではありません。

 

車両の管理者も、その仕事をお抱え運転手に任せることで、ほかの仕事が効率化し、生産性がアップします。

 

点検や車検時の車の配車もスムーズになるでしょう。

また、こまめに洗車するようになるため、周囲からの印象もよくなります。

 

万が一事故が起きた場合も、お抱え運転手に任せられれば安心です。

 

2-3. 取引先に好感をもたれる

 

取引先の方は、想像以上に役員車やお抱え運転手を見ています。

 

車が汚れていれば、その程度のドライバーだと思われ、態度に気になるところがあった場合は信頼を得ることは難しいでしょう。

 

逆にビジネスマナーやコミュニケーション能力が優れたお抱え運転手なら、好感をもたれ、教育がしっかり行き届いている会社だと判断されることで、信頼度も上がるでしょう。

今後の取引にも、好影響を与えるかもしれません。

 

3. お抱え運転手を雇うデメリット

メリットの多いお抱え運転手ですが、デメリットもあります。

 

そのデメリットとは「教育」と「費用」です。

それぞれ詳しく解説します。

 

3-1. 教育に手間がかかる

 

お抱え運転手は一般の従業員と業務内容がまったく違うため、通常の教育にプラスして独自の教育を行う必要があります。

 

<お抱え運転手に必要な教育>

・運転技術

・守秘義務の徹底

・お抱え運転手としての心配りの仕方

・ビジネスマナー など

 

これらの講義を、一般の教育担当者が行おうとしても、知識がなく難しいと感じるでしょう。

お抱え運転手の教育ができるのは、同じような仕事をした経験者。

しかし多くの会社には、お抱え運転手専門の教育担当がいません。

 

この場合、教育を外部に依頼する方法があります。

 

お抱え運転手の派遣・請負会社では、企業に所属するドライバーに対し、研修を行っている会社があります。

費用はかかってしまいますが、自社研修が難しい場合は、検討してみるとよいでしょう。

 

3-2. 費用がかかる

 

お抱え運転手はバスやタクシーの運転手と比較しても、待機時間が長い傾向があります。

待機中も何かしら仕事があれば問題ありませんが、やるべき仕事が終わり何もしないまま待機時間を過ごすことも少なくありません。

 

とはいえ待機時間も労働時間。

給与が発生します。

 

無駄な時間に給与を払うことに対して抵抗がある担当の方もいらっしゃるでしょう。

 

さらにお抱え運転手は、時間外労働の多い職種でもあります。

その分残業代や休日出勤代などを支払う必要があり、非常にコスパの悪い働き方のように感じるのではないでしょうか?

 

では実際にお抱え運転手を雇用するためには、平均いくらぐらいかかるものでしょうか?

次の章でご紹介します。

 

4.  お抱え運転手を雇う費用

 

厚生労働省発表の2019年賃金構造基本統計調査によると、お抱え運転手の平均給与は、26万5,000円。

これには時間外や休日出勤分の支払額も含まれています。

同じ年の一般労働者の平均賃金30万7,000円と比較しても、かなり安い給与額です。

 

しかし、従業員ひとりを雇用するために必要な費用は、これだけではありません。

採用前から考えると、必要な経費は次のようなものが考えられます。

 

・採用費

・教育費

・退職金積み立て

・社会保険

・福利厚生費 など

 

また、採用や教育担当者の給与や携帯電話などの支給品など、ほかにもさまざまな費用がかかっています。

これらを考えると、決して安い額ではありません。

 

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役員運転手の年収・給料はいくら?費用相場とお得に雇用する方法

 

5. 雇うなら派遣・請負会社のお抱え運転手

 

お抱え運転手を雇う方法は、自社雇用だけではありません。

お抱え運転手専門の派遣・請負会社に依頼する方法もあります。派遣・請負会社のよいところは、

・自社研修の必要がない

・採用費はほとんどかからない

・コスパがよい

といった点です。

 

派遣・請負会社では内容に差があるものの、ドライバーに対し研修を行い、スキルを身につけさせています。

 

また費用は、ドライバーの労働に対する支払いのみ。

紹介料などはとられません。

 

社会保険や福利厚生費などを考える必要もないため、非常にコスパのよい雇用方法です。

 

よい派遣・請負会社の選び方は、第一に教育に力を入れている会社。

 

お抱え運転手に対し、きめ細かい研修を実施し、どこへ行っても恥ずかしくないドライバーを紹介されると評判の「セントラルサービス」は、とくにおすすめの派遣・請負会社です。

 

月極契約やスポット契約と、柔軟に契約ができるため、気になる方は一度問い合わせてみましょう。

 

6.  まとめ

 

お抱え運転手を雇用することで、役員や車両管理者の負担を減らし、仕事を効率よく回せるようになります。

 

しかし当然のことながら、一人雇用するためには教育を行う必要や、少なくない費用がかかります。

これらのこともふまえ、本当に雇用する価値があるか見極めが重要です。

 

採用や教育の手間を省きたい場合には、派遣・請負会社に依頼する方法もあります。

 

さまざまな雇用方法を比較しながら、もっともコスパがよく優秀な人材を雇用できる方法を見つけてください。