2024年06月27日
転職しようとハローワークを利用してみたところ、「期待したよりも求人が少ない……」といった思いを抱かれてはいないでしょうか?
ハローワークは国(厚生労働省)が運営する職業紹介サービスであり多くの企業が求人募集をしていますが、希望に合う求人が存在するとは限りません。
むしろ、ハローワークに掲載される求人には特徴があるため、希望条件に合う仕事が少ないケースは多々あります。
本記事では、ハローワークでの希望する求人が少ないと困っている方に向けて、その理由や具体的な対策について解説します。
1. ハローワークの求人は少ない?
ハローワークで仕事を探そうとしたときになかなか希望に合う求人情報が見つからないこともありますが、決してハローワークの求人が少ないわけではありません。
むしろ、ハローワークは全国に500ヶ所以上の拠点があり、都市部、地方問わず多数の求人があります。
ハローワークの正式名称は、「公共職業安定所」です。
ハローワークでは、求職者に対してさまざまなサービスを無料で提供しており、主なサービスとして求人情報の提供・転職の相談・職業訓練の斡旋・雇用保険手続きなどがあります。
ハローワークに掲載の求人情報は全国のハローワークで共有されており、インターネットサービス「ハローワークインターネットサービス」でも公開されています。
たとえば、2024年6月においては、121万件以上の求人情報を提供中です。
2. 少ないわけではないのにハローワークで希望する仕事が見つからない理由とは?
ハローワークで希望する仕事が見つからない理由は、ハローワークの求人には以下のような特徴があるからだと考えられます。
・地元の中小企業の求人に偏っている傾向がある
・条件のよい求人は少ない傾向にある
・採用意欲の低い企業の求人がある
・人気の求人がすぐになくなる
2-1. 地元の中小企業の求人に偏っている傾向がある
ハローワークの求人は、大手企業よりも地元の中小企業の求人が多い傾向にあります。
その理由は、ハローワークが全国各地にあり、求人掲載が無料でできるからです。
大手企業は、コストをかけて集客力の高い有料の転職サービスを利用する傾向がみられます。
一方、地方の中小企業の場合、採用予算の兼ね合いや費用対効果の観点から、有料の転職サイトや転職支援サービスを利用しないことも珍しくありません。
求職者の方は、ハローワークの求人を見たときに「知名度の高い企業の求人が少ない」との印象を抱かれるかもしれません。
2-2. 条件のよい求人は少ない傾向にある
ハローワークは、転職サイトに比べて条件のよい求人が少ない傾向にあります。
ここでいう条件のよいとは、あくまでも基本給の金額や福利厚生の充実などの条件面においてのことです。
ハローワークに掲載されている求人の条件が魅力的に見えない理由は2つあります。
・中小企業の求人が多いこと
・ハローワークの求人には、雇用形態や給与、休日など必要最低限の情報しか記載できないため、条件のよさを伝えきれないケースがあること
求人票だけでなく企業のホームページを確認するなど詳細を確認してみると、ハローワークの求人票からは見えない魅力が見つかることもあります。
2-3. 人気の求人がすぐになくなる
ハローワークは利用者が多いため、人気の求人はすぐになくなる傾向にあります。
特に、未経験者歓迎の案件や給与面での条件がよい求人は、公開直後から応募が殺到するケースも珍しくありません。
人気が殺到すると、すぐに求人の公開が終了してしまうため、頻繁に求人情報をチェックしない場合、求人情報を目にすることなく公開が終了しているケースがあります。
3. ハローワークで希望する求人が少ないときにチェックすべき項目
ハローワークで希望する求人が少ないときは、以下の項目をチェックしましょう。
・経歴
・スキル・資格
・希望条件
3-1. 項目1.経歴
希望する求人が少なかった場合、自分の経歴をチェックしてみましょう。
経歴をチェックするときは、時系列に沿ってできるだけ具体的に洗い出すとよいでしょう。
経歴を洗い出すことで、自分の能力を把握でき、転職活動時に企業へアピールできるようになります。
また、自分の能力が違う分野で活かせると気づければ、求人の幅も広がり希望条件の求人に出会えるかもしれません。
経歴を洗い出していないことが原因で自分の可能性の幅を狭めている可能性もあるため、今一度チェックし直してみましょう。
3-2. 項目2.スキル・資格
経歴だけでなく、スキルや能力を確認することも重要です。
自分自身の持っているスキルや資格を確認することで、どのような企業で活躍できるのかイメージしやすくなります。
また、スキルや資格は企業に貢献できることをアピールする際にも役立ちます。
特に未経験職種に転職する場合、経験がなくてもスキルや資格でカバーできるケースもあるため、転職活動する際は必ず確認しておきましょう。
3-3. 項目3.希望条件
転職活動を成功させるために重要なのは、希望条件を明確にすることです。
希望条件を明確にしていないと、求人選びが難航したり、早期退職につながったりする恐れがあります。
一般的に転職活動で重視するポイントには、以下が挙げられます。
・収入
・職種
・勤務地
・休日
・福利厚生
・雇用形態
自分の中で、外せない条件を明確にして転職活動を進めていきましょう。
4. ハローワークで希望する求人が少ないときの転職方法
ハローワークで希望する求人が少ない場合、以下2つの転職方法があります。
・転職サイトから応募する
・企業のサイトで直接応募する
4-1. 転職サイトから応募する
ハローワークで希望の仕事が見つからなかった場合、転職サイトから応募してみましょう。
転職サイトは、さまざまな企業の求人が掲載されているサイトのことで、自分で職種や収入、休日など条件を絞っての求人検索が可能です。
転職サイトは、ハローワークよりも大手企業や好条件の求人が掲載されている傾向にあります。
そのため、ハローワークで見つからなかった希望条件の求人に出会える可能性があります。
しかし、ハローワークと異なり、面接日の調整や条件の交渉などを自分で実施しなければいけません。
1人で転職活動を進めるのが不安な方は、ハローワークと併用して使用するのをおすすめします。
4-2. 企業のサイトで直接応募する
企業のサイトから直接応募するのも、ハローワークで希望の求人が少なかったときの対処法です。
企業のなかには、転職サイトやハローワークを使用せず、自身のサイトで募集している場合があります。
直接応募は、転職サイトやハローワークに比べ実施している方が少ないため、求人倍率が低く採用される確率が上がります。
一方で、自分で検索して気になる企業を探さなければいけないため、手間はかかるでしょう。
役員運転手の派遣会社「セントラルサービス株式会社」は、企業サイトから直接応募が可能です。
従業員満足度94%と高く、経験者はもちろん未経験者でも応募できます。
役員運転手の仕事に興味がある方は、ぜひ求人情報をチェックしてみてください。
5. まとめ
ハローワークの求人は、少ないというわけではありません。
むしろ、全国各地にハローワークがあるため、都市部だけでなく地方でも仕事を探したい方に適しています。
ただし、ハローワークの求人は転職サイトや転職エージェントに比べて好条件や大手企業の求人が少ない傾向にあります。
そのため、ハローワークだけでなく、転職サイトや直接応募も併用して転職活動をするのをおすすめします。
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